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2017年旧暦月齢肥培管理

今年の肥培管理概要

今年の1月を旧暦月齢で見ると、1月1日(旧暦12月4日)、1月6日(旧暦12月9日:上弦)、1月12日(旧暦12月15日:満月)、1月20日(旧暦12月23日:下弦)、1月28日(旧暦1月1日:新月)となります。

 2016年12月29日から1月5日までと1月12日から1月19日までと1月28日から2月3日までは葉の光合成が活発な時期にあたり、葉から吸収させる施肥としてカルシウムやミネラル等葉面散布・少量散布効果の高い時期です。

 1月6日から1月11日までと1月20日から1月27日までは根からの吸水・吸肥の時期にあたり、根から吸わせる施肥としてアミノ酸等肥料が有効となります。肥料等を薄くして投下水量を多くする事により、速効性があります。また高濃度少水量散布であれば、水の追加散布が必要です。

 2016年12月29日から1月11日までは葉が広がり、徒長しやすい時期に入るので、徒長を抑制するためにカルシウムやカリウム・ケイ酸・微量要素の施肥が有効です。1月6日から1月11日までは少水量散布の場合、水の追加散布が必要となります。2016年12月29日から1月5日までは少水量散布で構いません。また、1月12日から1月27日までは根を伸ばす肥料としてカルシウム・ミネラル等の散布が有効です。

 1月20日から1月27日までは新芽の芽吹き・分蘗を促進するためにアミノ酸や糖類の散布が有効となり、少水量散布の場合は水の追加散布が必要です。また、2016年12月29日から1月5日までは新芽の芽吹き・分蘗を促進させるためにカルシウムやカリウム、ケイ酸、微量要素の高濃度少水量散布が有効となります。1月6日から1月11日までは根を伸ばす肥料としてアミノ酸等の肥料散布が有効です。

 今月の更新作業適期は1月12日(旧暦12月15日)が満月となりますので、1月10日(旧暦12月13日)から1月17日(旧暦12月20日)までの間が更新作業後のダメージが少ない更新作業適期となります。もし更新作業の予定が合わずに2016年12月29日と1月28日前後に更新作業を行う場合はコアリングの穴の塞がりや、芝生の回復が遅れますので有機酸酵素EXなどの発根剤で対応して下さい。
特に2016年12月26日から12月29日(旧暦12月1日:新月)を挟んで1月4日と1月25日から1月28日(旧暦1月1日:新月)を挟んで2月1日までに更新作業を行う場合は作業後すぐに発根剤やアミノ酸液肥・糖類の散布施肥を行い、極力ダメージの軽減の努めてください。

 今月の病害虫予防散布は1月10日から1月12日頃に殺菌剤と殺虫剤(成虫用と殺幼用)、1月24日から1月27日頃に殺菌剤と殺虫剤(成虫用と殺卵用)の散布適期となります。
また、インターシード等播種の適期は1月6日から1月11日までとなります。
芝の張替えを伴う作業は更新作業と同じく1月10日から1月17日までの時期にソッドで切り出し、一両日中に張芝されれば活着が早くなります。

 今年1年の季節の移ろいを旧暦で見てみますと、今年は旧暦の5月が2回の閏年になります。
春のスタート旧正月1月1日は、昨年の2月8日から今年は1月28日となり昨年よりも11日早くスタートします。
菜種梅雨時期は2016年は4月7日から5月7日だったのが2017年は3月28日から4月26日となり昨年よりも11日早く始まり、早く終わります。梅雨入りも昨年は6月5日からでしたが今年は5月26日からとなり昨年よりも11日早くなります。しかし梅雨明けは閏5月と2ヶ月ありますので昨年の7月4日から今年は7月23日となり昨年よりも19日遅い梅雨明けとなります。
梅雨明けが遅いため夏のスタートも昨年より19日遅く、夏の終わりの中秋の名月(旧暦8月15日)も昨年の9月15日から今年は10月4日となり19日遅くなります。
冬の始まりも昨年の10月31日から今年は11月18日と昨年より19日遅くなります。

 簡単に全体の流れをご説明しますと、昨年よりも春が11日早く始まり、梅雨時期が約2ヶ月あり梅雨明け後からは19日遅くなり日中の気温が下がる中秋の名月は(昨年9月15日から今年10月4日)、冬の始まりは(昨年10月31日から今年11月18日)とずれ込みます。

 今年のコース管理の注意ポイントとしては、春のスタートと梅雨が早くなりますので、出遅れない様に昨年よりも11日ほど作業の前倒しした計画を立てる事が重要になってきます。

 長く梅雨が続けば過湿・日照不足となり芝生が弱り、病気の発生が多くなることが予想されます。
ノシバ・コウライシバは春先からラージパッチが蔓延し、夏にかけてもその対策に追われることが予想されます。標高の高いゴルフ場では、それが秋まで続くようなこともあります。そこで微生物資材スーパーグリーンフードの有益微生物の働きで、土壌微生物環境等の改善をすることで土壌本来の活力を戻し、地力を高めることで芝生の健全な成長を促します。
継続的に使用することで土壌が通気性・透水性・保水性・保肥性も良くなります。

 ベントグリーンでは、日照不足と過湿により根上り、軟弱徒長が心配され梅雨明け後急激な気温の変化に適応出来ずに、グリーンに多大なダメージを受けてしまう事がとても心配されます。ダメージを極力少なくし、夏越しに持っていく為には旧暦月齢肥培管理のタイミングに合わせて根からの吸収が多く根の活性が上がる上弦~満月・下弦~新月の間に、有機酸酵素EXとアミノ酸液肥666の混合散布で、有機酸により肥料の吸収も向上し、根の新陳代謝を活発化し発根も促します。また根圏を肥沃化させることで共に放線菌・細菌の増殖し、有害糸状菌(カビ)が軽減し土壌病害の軽減にもつながり、藻類・苔類の発生抑制にもなります。

 葉の光合成が多く葉面からの吸収が高い新月~上弦・満月~下弦の間には有機酸CalEXとミネラルK-1の混合散布で、アップライトな芝生になりグリーンクオリティーの向上が出来ます。また、窒素過多による軟弱徒長の抑制にもなります。細胞液が流動し活力が増強され根の活性化も促しますので、天候不順でも健全な状態を引き出すことが出来ます。ぜひ旧暦月齢肥培管理をお試し下さい。

旧暦で見る植物の状態と施肥案

月齢によるゴルフ場施肥案(2017年)

過去の施肥案(バックナンバー)

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